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■愛を読むひと
 偶然チャンネルをかえたwowowにてリアルタイムで鑑賞。



全く予備知識なく、偶然見始めた映画で、冒頭部分は見そびれました。
舞台は1950年代のドイツ。でも、皆英語でしゃべってて、すごく違和感ありました(^^);


真面目な家風で育てられた15歳の男の子、マイケル。体調が悪くなって助けてもらったバスの車掌さんであるハンナに誘惑される?形で関係を持つ。ハンナは36歳。お互い最初は名前も知らないんだけど・・・15歳のマイケルは「始めての女性」であるハンナに思いっきりのめりこみます。
学校帰りに必ずハンナの家に立ち寄り・・・関係を持ち続ける二人。
ここらへんは、もう、あらららら〜ちょっとね・・・っていうくらいに濃密過ぎて、観るのを辞めようかと思ったくらい(^^);

ハンナ役はケイト・ウインスレットなんだけど、ほんと、ものすごい脱ぎっぷりー!
ただ、彼女の体は「美しい」というよりも、「少し中年になってきた?」的なこの役ぴったりの体で・・・それはとてもいい感じでした。



そんな中、ふとしたことから、マイケルはハンナに本を読んであげるようになる。マイケルの読む話に聞き入るハンナ。どんどん二人はいい感じになっていく。。。
ある日、ハンナは上司から「昇進して事務職になれ」と言われる。なぜか悲しそうな顔をする彼女・・・
そして突然マイケルの前から姿を消してしまう。
呆然とするマイケル。。。。

8年後。1966年。
大学で法律を学んでいたマイケルは、少し影のある青年になっていた。
そして、ゼミの講義の一貫で、ナチスドイツに加担した人たちを裁く法廷を傍聴することになる。
そこで・・・被告として呼ばれているハンナを発見!
何故?どうして???



彼女はあれから、職を変え、収容所の看守として働いていたのだ。そして、そこで殺されるユダヤ人たちの「選別」に携わっていた。
衝撃を受けるマイケル。

他の看守たちが「自分はやっていない」と罪を逃れようとする中で、ハンナは裁判官の質問に対して常にまっすぐに、正直に答え続ける。それが自分の「不利」になることだとは気がついていないのではないか?と思うくらいに。

そう。彼女は「自分の仕事に責任を持ってまっとうしただけ」と思っているように見え、そういうまっすぐな彼女の性格を知っているからこそ・・・そして、ナチスドイツがやってきた非道な罪がわかっているからこそ・・・・マイケルはもどかしく、哀しく、つらく・・・・それでも、目が離せず、傍聴を続ける。

裁判が進んでいく中で、マイケルは「あること」に気がつく。
それはハンナがずっとずっと「隠し続けてきたこと」。あの時も、あの時も、あの時も・・・。
その事実をを話せば、彼女の罪は絶対に軽くなるはず!

しかし、彼女がそれを「今も」隠し続けたい、と思っているということも、マイケルは気づいてしまう。

ここで、私も今までのハンナの行動の謎がすべてわかった。ハンナの表情のすべてがわかった。
なるほど!そうだったのか・・・・と、うなりました。



マイケルは迷います。
言うべきか?言わざるべきか?
ハンナに接見しよう・・・そう決意して収容されている場所に向かうんだけど・・・引き返しちゃうんだよねー。
どうしてもハンナのことが許せなかったのか?
それとも、ハンナの「プライド」を守ってあげたかったのか?

うーん・・・・。


結局、一人で重い罪をかぶり無期懲役になってしまうハンナ。

数年後。
マイケルは、入牢しているハンナにテープを届けます。あの頃彼女に読んであげていた本を朗読し、それを録音したテープを。何本も何本も、送り続けるマイケル。
ハンナはそれを聞いて・・・あの「ぼうや」だと気がつき涙する。
そして・・・ハンナは変わって行きます。ある決意をして、行動を起こします。

でも。

ハンナがどれだけ請うても、マイケルは手紙の返事は書かず。一切の「私的なこと」をハンナには伝えず。ずっと「距離」を置いた状態なのよね。。。
牢屋に入って20数年後、ハンナが釈放されるから力になってあげてほしい、と頼まれても、最初は動かず。いや、動けなかったのか・・・。



やっとのことで、接見に来たマイケル。ハンナと対面します。
このときのハンナ・・・・どこからみてもおばあさんになっている年老いた彼女・・でも、女なのよねー。なんていうか、マイケルの「愛」を信じてるというか、欲していて。でも、マイケルは「距離」を置いたままで・・・。
マイケルはハンナに「過去」を問います。
ハンナは「二人で過ごしたあの夏のことか」と過去を思う。けれども、マイケルが聞いた「過去」とは罪を犯した収容所で人の命を奪っていた頃の過去・・・。

マイケルの「距離」は縮まない。
それに気がつき、ひるむハンナ。マイケルが去るときのハンナ・・・いまにも後姿にすがりそうな・・・すごい哀しい雰囲気が出てて、ケイト・ウィンスレット、さすが!!

そして・・・・


・・・と。全部書いちゃったらダメだよね(^^);



うまく言えないけど、すごく深い映画でした。
男の「愛」だけじゃない、複雑な心情。そこにナチスドイツの恐ろしい出来事や、一人の女性の「自尊心」が絡んできます。

ハンナはとっても凛として、責任感があって、しっかりとした女性で。
でも、「全体を見渡す力」がなかったんだよね。目の前の一つのことを隠すことが精一杯で、自分の発言や行動で、自分の未来やマイケルの気持ちがどうなるか?ということまで気持ちが至らなかったのかもしれない。
だからこそ・・の人生。
だからこそ・・の彼女。

だからこそ・・・の二人でもある。

マイケルは、彼女の存在によって人生が変わってしまった。どうしても忘れ去れない「過去の愛」が今も続いていて・・・広く深い愛で。だけど許せない部分もあって・・・そんな自分をもてあましてしまって。
最後にユダヤ人の女性と話すシーンで、やっと肩の荷が下りたのかな・・・。心の中の呪縛から解き放たれたのかな・・・。
娘さんに過去を話せるようになる終わり方が唯一の救いのような気がしました。



もう一回、ちゃんと観たいと思いましたが、
でも、やっぱり、初見の「そうだったのか!」の衝撃は超えられないかもなー。。
ハンナ役のケイトさん、これでアカデミー主演取ってた!!納得です。
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